全国高校サッカー選手権大分県大会、大分鶴崎が大会無失点で優勝…14年ぶり7回目
第103回全国高校サッカー選手権大会大分県大会(県サッカー協会、TOSテレビ大分など主催、読売新聞社など後援)の決勝が17日、大分市のレゾナックドーム大分で行われ、大分鶴崎が1―0で大分を破って14年ぶり7回目の優勝を果たした。大分鶴崎は12月28日から首都圏で開かれる全国大会に、県代表として出場する。 【写真】全国高校サッカー選手権福岡大会の決勝で熱戦を繰り広げる東福岡と東海大福岡の選手ら
大分鶴崎は前回大会の優勝校・柳ヶ浦を準決勝で下し、ここまで無失点。30分、MF野々下蒼斗選手(3年)の右サイドからのパスに反応したFW安東壮大選手(3年)がボールを押し込み、前半唯一のシュートで先制点を挙げた。後半は8本のシュートを放つなど果敢にゴールに迫り、追加点こそ奪えなかったものの大会を失点ゼロで終えた。
前回大会と今年の県高校総体で優勝を逃し、雪辱に燃える大分は前半、攻め込む展開を作り、後半もGK宿利一冴選手(3年)がペナルティーキックを阻むなど粘りを見せたが、ゴールネットを揺らすには至らなかった。
大分鶴崎のMF志賀杏陸主将(3年)は「自分たちの時間を作り、しっかりボールをつなぐことができた。一日でも長くこのチームでサッカーをできるように、初戦突破を目指す」と意気込んだ。首藤謙二監督は「選手が連動して粘り強い守備ができた。(全国大会では)守備の時間が長くなると思うが、一戦必勝でやるだけだ」と語った。