拡大メンズメーク市場!背景に“映える”売り場3倍デパートも…商戦最前線を阿部記者が追う!
メンズメーク急伸の背景には何があるのか。興味深いデータがあります。 化粧品全体の売り上げは、新型コロナが大流行した2020年に急落しました。 ところがメンズメークの市場は売り上げを落とすどころか、伸ばしていたのです。
大手化粧品会社はその背景に、リモートワークがあったのでは、と分析しています。 (コーセープロビジョンダイレクトビジネス室・大野祐暉さん)「コロナ禍でオンライン会議が普及したことで、自分の顔を見る機会が増えた。そういったところで自分の顔が疲れているな、とかニキビがあるな、とかそういった肌の悩みとか印象を変えるために身だしなみとしてメイクを取り入れる人が増えた印象です」
SNSの普及で、特に重要視される「映える」。若い世代を中心に、画面映りを気にする令和の世相を、メンズメークブームは色濃く反映している、と言えそうです。 (コーセープロビジョンダイレクトビジネス室・大野祐暉さん)「今までとは違う成功体験といいますか、綺麗になった自分に自信を持てたり、中身として気持ちもポジティブになるというところが1つメリットに なると感じています」
若手・阿部記者“ビフォー・アフター”
(竹山友紀さん)「こんにちは」 この動きに目を付けた竹山友紀さんです。経営する美容サロンで、1年前からメンズメークの個人レッスンを始めました。 すると想定以上の、月に10人ほどの男性客が来店。反響に驚いています。
(竹山友紀さん)「買ってみたけど塗り方が分からないとか、塗ってみたけどなんか変なんじゃないかとかそういう方が多いです」 プロが教えるメンズメークのポイント。それは「脂」。 男性は女性よりも肌の脂が出やすいといいます。
(竹山友紀さん)「お肌の状態をできるだけメーク前の段階で綺麗にしておくということが大事ポイントになりますので、しっかりと化粧水・美容液など で保湿していただく」 (阿部記者)「化粧をする前に日焼け止めとかを塗るんですね 」 (竹山友紀さん)「そうですね、これは男性の方でも手軽に使っていただける日焼け止め兼下地になるものなので、その時と場合、シーンによってこれだけでもOKの日も あると思います。次にファンデーションですね、お顔の陰影を残しておくのがポイントですので全体には塗らないで影を残しておきます」