《新NISA》成長投資枠で「とんがった商品」にチャレンジ!…アクティブ投信・分配金あり投信などで〈投資の醍醐味〉を体感しよう【FPが解説】
新NISAの商品のなかには、成長投資枠でしか買えない、個性的で「とんがった商品」も多数あります。自分好みの商品を探すのも投資の醍醐味。興味がある方は、チャレンジしてみましょう。※本連載は、ファイナンシャル・プランナーの神戸孝氏監修『ここで差がつく! 新NISA 徹底活用術』(インプレス)より一部を抜粋・再編集したものです。 年金に頼らず「夫婦で100歳まで生きる」ための貯蓄額
人気投信だけでなく「自分の好みの投信」も探してみる
2024年の1~3月のファンド別資金流入額ランキングを見てみましょう(図表1)。 資金流入額は、その投資信託がどれだけ買われているかを示す指標ですが、つみたて投資枠の対象商品がトップ10に5つもランクインしています。また、成長投資枠だけの対象商品も3つランクインしており、人気商品の多くをNISAを通じて購入できることがわかります。 特に成長投資枠では、幅広い商品を購入することができるため、投資に興味がある人は、証券会社のランキングページなどを参考にしながら、人気投信だけでなく、自分の好みの投資信託を探してみるとよいでしょう。 ◆みんなが買った注目の投資信託を押さえよう 人気投信の多くは新NISAで購入することができる 資金流入額のランキングを見ると、つみたて投資枠対象商品が5つ、成長投資枠でしか購入できないとんがった投資信託も3つランクインしています。
人気投信以外にも「優良投信」はたくさんある!
成長投資枠で冒険したいという人なら、インデック型投信の成績を超えるアクティブ型投信を選ぶという選択肢もあります。 例えば、最近では半導体関連の投資信託で、高いパフォーマンスを発揮している商品も多く、「野村世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資)」などは投資家からも支持を得ています。 他にも、とんがったバランス型投信を選んでみるのも1つの手です。「ピクテ・ゴールデン・リスクプレミアム・ファンド」は世界の市場環境によって資産の配分比率を変える点が特徴のバランス型投信で、幅広い分散投資を実現しつつ、固定比率型以上のリターンを目指しています。 また、50代以上の人でNISAを老後資金に活用しようと考えている人であれば、分配金のある投信も選択肢の1つです。退職後は、分配金を老後の定期収入として活用することも可能です。最後に、投資する資産の組み合わせや、その比率を自分で決めたい場合には、自分のリスク許容度や投資哲学に基づいてポートフォリオを組むのもありです。ただし、ある程度の投資知識は必須となります。 ◆こんな投信に注目(1) インデックス超えアクティブ型 冒険したいなら、優良アクティブ型投信が狙い目 アクティブ型投信の中にはインデックス型の成績を大きく超える商品も。例えば、図表2の2つの商品は成績が優秀で人気の高い商品です。 ◆こんな投信に注目(2) とんがったバランス型 個性的なバランスファンドでリターンを狙う バランス型投信にはミドルリスクの商品というイメージがありますが、成長投資枠では、高めのリターンを狙える個性的なバランス型も購入できるため、興味があるなら検討してみても◎です。 ◆こんな投信に注目(3) 分配金のある投資信託 分配金は老後の生活資金としても活用できる 分配金が出る投資信託も選択肢の1つです。分配金は再投資※に回せば複利効果の恩恵を得ることができ、将来的には老後の定期収入として受け取ることもできます。 ※ 分配金を再投資に回すと、非課税枠を消費することになります。 【CHECK!】複数の投資信託を組み合わせMYポートフォリオを組む 理想のポートフォリオを自分自身で組んでみる 理想のポートフォリオがあるなら、自分自身で複数の投資信託を組み合わせてポートフォリオを組むのもありです。ただし、そのためにはある程度の投資知識が必要です。 神戸 孝 FPアソシエイツ・グループ代表 ファイナンシャル・プランナー
神戸 孝