フランス10年債利回りが上昇、最近のピーク超え昨年11月以来の高水準
(ブルームバーグ): 28日の欧州国債市場で、フランスの10年債利回りが一時6ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇して3.33%を付けた。直近のピークを上回り、昨年11月以来の高水準に達した。
30日に国民議会(下院)選挙の第1回投票を控え、国債利回りの上昇は不透明性の高まりを反映している。
フランス、長期債発行目標を昨年10月以来の低水準に設定
フランス10年債のドイツ債に対する上乗せ利回り(スプレッド)は一時4bp拡大して86bpと、2012年以来の大きさ。マクロン大統領が議会解散・総選挙実施を決定するきっかけとなった今月上旬の欧州議会選の前には、同年債利回りは3.10%前後だった。
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原題:France’s 10-Year Bond Yield Rises to Highest Since November(抜粋)
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Alice Gledhill