野球の楽しさ知って 大学生が主催、三沢で児童対象の教室
三沢市の屋内ゲートボール場で19日、青森県内の大学生が主催、運営する小学生を対象の野球教室が行われた。元高校球児や今夏の甲子園で四強入りした青森山田高の選手らが指導に当たり、参加者に競技の魅力を伝えるとともに、ハイレベルで専門的な技術を伝授した。 元球児で八戸学院大4年の鈴木優斗さん(22)が弘前学院大の学生が運営する一般社団法人「47共育塾弘学」の協力を得て主催。将来的な県内の野球人口の確保につなげることを目的に開いた。 指導には同大の学生2人のほか、硬式野球部を引退した青森山田高の3年生や弘前学院聖愛高の3年生も参加。小学生は守備のポジション別に分かれ、学生らの手本を参考にしながら、専門的な技術を学んでいた。投球や打球の軌跡を精密に測れる機器「トラックマン」を使った練習も行われた。 主催者の鈴木さんは「野球の楽しさを知って、これからも(野球を)続けようと思ってくれたらうれしい」と強調。市立木崎野小5年で木崎野ライオンズの投手、内野手の福田なつめさん(11)は「ボールの捕り方、投げ方が参考になった。教えてもらった技術をチームのみんなにシェアしたい」と話した。
デーリー東北新聞社