原宿の中心で“浜松の味”を 春華堂、初のカフェレストラン8日オープン 県産食材使用のメニュー披露
菓子メーカーの春華堂(浜松市中央区)は6日、東京都渋谷区の商業施設「東急プラザ原宿ハラカド」内に8日開店するカフェレストラン「HOW’z(ハウズ)」のレセプションパーティーを同店で開いた。鈴木康友知事や中野祐介浜松市長らが出席し、約350人に同社が考案したメニューの一部を振る舞った。 飲食可能な店舗の県外進出は同社初。生産者やクリエーターと連携しながら運営し、全国から取り寄せる素材を生かした料理や土産物などの開発と販売に取り組む。山崎貴裕社長(50)は「東京の地でいろいろな人と交わり、自分たちも勉強しながら、ハウズで生まれたものを売っていきたい」と述べた。同社は代表的な商品である「うなぎパイ」は県外で販売しない方針だが、土用の丑(うし)の日に限り、ハウズで販売する企画も検討しているという。 この日提供した料理は、具材にブリ大根を使った「包図(はうず)まん」(税込み550円)や、浜松産タマネギとアマゾンカカオを掛け合わせたグラタン(1200円)、浜松産次郎柿をしょうゆにくぐらせて揚げた「柿フライ」(2個650円)など。開店後は週替わりのランチやアルコール類も提供していく。
静岡新聞社