少子化進行の日本 子どもの数どうなる?100年後は3分の1まで減少するおそれ
出生率が低い場合、約50年後で684万人に
国立社会保障・人口問題研究所は、出生率が低い見積もりの場合(低位仮定)と高い見積もりの場合(高位仮定)それぞれについて、数値を算出しています。低位仮定(出生率1.25)のときは、2040年に1027万人で総人口を占める割合(9.5%)も10%を切り、2065年には684万人(総人口に占める割合8.3%)まで一気に減少する予想になっています。一方、高位仮定(出生率1.65)では、2040年が1372万人(総人口に占める割合12.1%)、2065年は1159万人(同12.2%)を見込み、それぞれ前提となる出生率の仮定によって大きく結果が異なっています。 ただ、いずれの場合も、少子化対策が喫緊の課題であることを示す数値ということに変わりはなく、国全体で出生率改善につなげる取り組みが迫られています。