「市民のためのものなら声を反映しないと」静岡市のローラースポーツパーク移転計画 説明会で利用者から苦言...市長は「変更の方針なし」
JR東静岡駅前にあるローラースポーツパークを移転する計画について静岡市は12月23日、利用者に向けた説明会を開きました。 【写真を見る】「市民のためのものなら声を反映しないと」静岡市のローラースポーツパーク移転計画 説明会で利用者から苦言...市長は「変更の方針なし」 立地などについて厳しい声があがる中、難波喬司市長は「移転先を変える方針はない」として理解を求めました。 <静岡市 難波喬司市長> 「厳しい意見をいただいたのは認識をしていますので、それを踏まえて、どういう対応をしていくか。早急に決めて、改めてご説明の場を設けたいと思っています」 難波市長が「改めて説明の場を設けたい」と話すのは、JR東静岡駅北口にあるローラースポーツパークの移転計画です。静岡市が整備を目指す新しいアリーナ計画に伴い、ローラースポーツパークは2025年9月末での閉鎖が決まっています。 市は、代わりとなる施設を西ケ谷総合運動場の敷地内に作り来年10月からスタートする方針で、昨夜、利用者に向けた説明会を開きました。 移転先の施設について、開設当初は無料とすることや日没まで利用可能とすることなどが示されましたが、利用者からは厳しい声があがりました。 <説明会の参加者> 「誰のためのものなんだ。今まで積み上げてきたもの、市民のためのものならその声を反映しないと」 「場所がないんですよ、スケートボードもインラインスケートもBMXもやる場所がないのに、何で行けないようなところに小さく作るのかな、そんな案しか作らないのかな」 <インラインスケート協会 小林賢太郎さん> 「市の方もご苦労があると思うんですけれども、ここを使っていた方たちの思いとか、これまでの長年の歴史がある中で、それを全く聞かないで案を出してきたっていうところがやっぱり一番問題なのかなと思います」 こうした声を受け、難波市長は… <静岡市 難波喬司市長> 「スポーツ施設がある西ケ谷なら大丈夫だというということで提案をさせていただきましたので、正直申し上げて、ここしかないと思っていますので、西ケ谷を変えるという方針はこれからするつもりはありません」
難波市長は「別の移転先を考える方針はない」と述べましたが、整備内容や運営方法については利用者の意見を尊重し変更していく考えを示しました。
静岡放送