【ヤクルト】川端慎吾が来季も現役続行 青木宣親引退でチーム最年長として精神的支柱に
代打の神様が、25年シーズンも燕のユニホームに袖を通す。ヤクルト川端慎吾内野手(36)が、現役を続行することが19日、分かった。球団側は来季も戦力として評価しており、この日までに川端本人と何度も話し合いを重ねた。 優勝した15年に首位打者と最多安打のタイトルを獲得。天才と呼ばれたバットマンの呼び名は、代打の神様に変わった。今季はこの日の試合前時点で54試合54打席に立つ。51打数11安打5打点で打率2割1分6厘。12日の中日23回戦(バンテリンドーム)では、8回2死一、三塁で代打で登場し、初球151キロを右前に適時打。限られた出番の中でも、抜群の勝負強さは今も健在だ。 ベテランの領域となった今も、進化へ歩みを止めない。試合日は早出練習を欠かさない。ゆるいボールを打ち返すショートゲームに時間を割き、スイングを確認。試合前練習でも時間の許す限り、バットを振り込む。そのひたむきな姿勢は、多くの若手の手本となっている。青木宣親外野手(42)が13日に今季限りでの引退を発表。来季からは、川端が野手でチーム最年長となる。貴重な左の代打として、精神的支柱として、勤勉な背中で示していく。