高さ日本一のキリコ並ぶ 珠洲・寺家
珠洲市三崎町寺家で14日、須須(すず)神社の秋祭りに合わせ、住民が高さ約16・5メートル、重さ約4トンで「高さ日本一」とされる地区のキリコ4基を能登半島地震後初めて保管庫から出して並べ、キリコの前で親睦を深めた。 今年はキリコと神輿(みこし)巡行は断念し、神事のみ行った。保管庫にあったキリコ4基は地震で飾りの提(ちょう)灯(ちん)が落下したものの大きな損壊はなく、点検や修理を兼ねて境内に並べた。ボランティア団体による飲食物の提供を受けて、住民らが交流した。 寺家地区の区長の代表者である辻一さん(69)は「来年こそは通常通り秋祭りを実施したい」と話した。