高さ8メートルの木が倒れ、電話線切断 直前に自転車が急停車「一歩間違えたら大惨事」 神戸
23日午後5時ごろ、神戸市中央区楠町7の大倉山公園で、高さ約8メートル、直径約90センチのウバメガシが折れて道路上に倒れた。市消防局や兵庫県警生田署などによると、道路に止まっていたワゴン車に枝などが当たったが、運転手は離れた場所にいてけがはなかった。倒木は付近の電話線を切断したといい、NTT西日本が影響を調べている。 【写真】倒木は根腐れと突発的な強風が原因 市中部建設事務所によると、木は公園北東側の生け垣ののり面に生えていたが、根元から折れた。 110番した同市灘区のワゴン車の男性(51)は「車に戻ろうとしたらドサッという音がし、道の上で木がバウンドしていた。自転車の親子連れが通りがかるところで急ブレーキをかけていた。一歩間違えたら大惨事だった」と話した。 同公園では6月に園内の樹木を点検したが、目視で異常は確認されなかったという。 市内では今月上旬、中央区三宮町3の市道で、街路樹のケヤキ(高さ約16メートル)が倒れて乗用車に接触し、フロントガラスが割れた。市は木の根腐れが原因とみて、市内全域の街路樹約11万本の緊急点検を決めている。