メリル・ストリープ、『プラダを着た悪魔』への出演オファーが消滅しかけていた
映画『プラダを着た悪魔』(2006)のミランダ役といえば、メリル・ストリープ以外思い浮かばないだろう。 しかし、プロデューサーのウェンディ・フィネルマンがポッドキャスト番組に出演し、ストリープが役を失いかけていたことを告白。 フィネルマンによると、その理由は「ストリープが1日たりとも面白かったことはない」と考える制作者がいたからだという。 「メリルに関しては、人々が私に電話をかけてきました。『気は確かなの?彼女が面白かったことなんて、これまで1度もない』ってね」 そして司会者が、ストリープがコミカルな役柄で出演した『シー・デビル』や『永遠に美しく…』といった作品を挙げると「彼女はずっと面白かった。間違っているのは彼らの方」と答えた。 一方で、ストリープは当時『ソフィーの選択』や『愛と哀しみの果て』などからシリアスな演技で知られていた。フィネルマンは「彼女にとって“プラダ”はこれまでとは違う世界だった」としながら、「(ミランダ役は)予想外の楽しみの一部だと思った」と語った。 結果的に映画は成功を収め、ファッション雑誌の“鬼編集長”に扮したストリープはアカデミー賞主演女優賞にノミネートされた。