「殺すつもりはありませんでした」 18年前の女児刺傷事件で逮捕の男が殺意否認/兵庫県
2006年、兵庫県たつの市で当時小学4年生の女の子を刃物で刺し重傷を負わせたとして、兵庫県警は11月7日、別の殺人事件で服役していた45歳の男を殺人未遂の疑いで逮捕しました。
殺人未遂の疑いで逮捕されたのは、2004年に岡山県津山市で当時小学3年生の女の子を殺害した罪で無期懲役の判決を受け服役していた男(45)です。 警察によりますと男は2006年9月、兵庫県たつの市新宮町の路上で当時小学4年生だった女の子の胸などを複数回刺し殺害しようとした疑いが持たれています。 この事件で、女の子は全治2カ月の重傷を負いました。 男は2015年に女子中学生を刺した殺人未遂の罪で実刑判決を受け、その後、服役中の2018年に岡山県の小学3年生の女の子を殺害した疑いで逮捕され、無期懲役の判決を受け服役していました。 2024年5月末から行われた兵庫県警の任意の取り調べの中で、たつの市の殺人未遂事件の他、2007年に加古川市別府町で小学生の女の子が殺害された事件についても関与を認めたということです。 調べに対し男は「女の子を刃物で刺したことに間違いはありません」と行為については認めたものの、「殺すつもりはありませんでした」と殺意については否認しているということです。 たつの市と加古川市いずれの事件の被害者とも面識がなかったとみられ、警察は動機や事件に至る経緯について詳しく調べを進めています。