比嘉大吾、引退撤回は「社長になれなかった」「何の社長に?それは甘いと」世界戦で復帰戦
2025年2月24日に開催される『Prime Video Boxing 11』有明アリーナではWBA 世界バンタム級王者・堤聖也(29=角海老宝石)に元WBCフライ級王者・比嘉大吾(29=志成)が挑む。 今年9月に引退宣言も撤回、比嘉は会見後の囲み取材で「社長になることができなかったから」と復帰理由に驚きのコメント。「それはちょっと甘い」とも周りから言われ社長を断念したという。 【フォト8枚】前戦の比嘉と武居の激闘、比嘉がダウンを奪う瞬間!堤との流血の激闘も 比嘉は9月に[WBO世界バンタム級タイトルマッチ]で王者の武居由樹に挑戦。連続KO日本記録を持つ比嘉のパンチが冴えダウンを奪うシーンもあったが、武居のポイントがリードし3-0(115-112、114-113×2)の僅差判定で武居に軍配が上がり敗退。試合後に引退宣言をした。 比嘉は会見で「前回でやめるつもりだったが復帰した理由は多々ある。就職先が見つからず、どうしようかなと思ってましたが、ある朝起きたら『よし。やろう』と決めました。12月から人が変わったように練習しています」と練習を追い込んでいると話した。 会見後の囲み取材で、どのような仕事をしたかったのかという質問に比嘉は「色んな人に社長になりたいと言ったんですけど、『何の社長?』って言われて、それ決めていなかった。それはちょっと甘いと言われて、どうしようかなって考えている時に連絡をいただいた」と、どの業種にするかを絞っていなかったと話した。 続けて「社長になる前提で働くのが良いと思ったんですけど、宅建も持っていないし、不動産もできないなと思いながら、飲食店も(料理を)作ったことないなと思いながらやっぱ”人叩かないと”なと。条件も良かったし、これでもう一度仕事頑張ろうかなと」とリングにを再び上がることを決めたという。 比嘉は前戦で敗北した後、沖縄に3回帰省したことを明かし「2回沖縄本島で、1回宮古島、ゆっくり帰ってきました。(最初はボクシング)辞めますっていう挨拶で沖縄帰ったんですけど、2回目帰った時は頑張りますっていう報告をして帰ってきました」と故郷に帰省したことも引退撤回の大きな要素になったのかもしれない。 社長になるのはボクシングのキャリアを終えてから目指すのかという質問には「色んな人に(ボクシングは)今しかできないよって。社長はいつでもなれると言われた」と笑いながらも、表情を引き締めた。 王者・堤とは95年生まれの同級生でプライベートでも親交がある。20年10月は堤が鼻から流血するも大激闘、ドローで終わっている。次も熱い試合間違いなし、どちらに軍配が上がるか。