米メディアはレイズ筒香のレフト守備に注目し「堅実」と高評価。同僚GG賞外野手は「彼は守備でも多くの人を驚かす」
ポスティングによってメジャー移籍したレイズの筒香嘉智(28)が23日(日本時間24日)、米国フロリダ・ポートシャーロットで行われたヤンキースとのオープン戦に「5番・レフト」でデビュー。2打席立ち1安打1四球の結果を残した。米メディアも筒香の実戦デビューを速報で伝えたが、注目したのは意外にも、その外野守備力だった。 大リーグの公式サイトは「筒香が印象深い春のデビューの後に冗談を飛ばす」との見出しを取り、「この2週間、キャンプを訪れているレイズの関係者のほとんどが筒香がフィールドに立つ姿を見るのを心待ちにしてきた。日本での輝かしい10シーズンを過ごした後、筒香が、日曜日についにデビューを果たし、レイズがヤンキースに9-7で勝利した試合で、1打数1安打、1四球を残した」と伝えた。同メディアは筒香の2打席を詳細にレポートした。 「最初の打席で、筒香はヤンキース投手のデビッド・ヘイルに対し、自身がさばける可能性のある球が来るまで数球を見送る自制心を披露した。筒香は、ボールをセンターに向かって強く叩き、打球は、ヘイルのグラブを弾いてセンターへと跳ねていった」と、2回に巡ってきた”メジャー初打席”での投手強襲ヒットの場面を紹介。 続いて第2打席の四球について、「筒香は第2打席でさらに印象深さを残した。カウント、2ストライク、2ボールから、ほぼストライクの軌道できたブレーキングボールを含め、ニック・ネルソンの厳しいボールを数球見送った。その1球後、筒香は四球を選んだ」と、その選球眼を評価した。 記事は、また「筒香は守備でも引きつけた。ケビン・キアマイヤーと筒香は外野での連携を築き始めた。四回にキアマイヤーと筒香はタイロ・エストラーダが放った左中間への飛球で、しっかりとコミュニケーションを取ってみせた」と筒香の守備も絶賛。 ゴールドグラブ賞を3度受賞しているキアマイヤーは筒香について「筒香について耳にしてきたことは、打てて打席で対応できるということだったが、彼は外野の守備でも余裕があるように見える。彼が守備で何ができるのか。多くの人を驚かすと思う」とコメントしている。