ブラサカ・平林太一選手 ドリブルで見せ場つくる 初戦はコロンビアに惜敗 予選2戦目はモロッコ パリパラリンピック
パリパラリンピックです。ブラインドサッカー初戦、日本は、長野県松本市の高校生・平林太一選手が得意のドリブルで見せ場をつくりましたが、惜しくも敗れました。学校からは同級生などが声援を送りました。 【関連】幼くして全盲に…「サッカーは人生そのもの」 夢舞台パリで輝け!ブラインドサッカー平林太一選手「俺が日本を勝たせる」 パラリンピック開幕 パリのシンボル、エッフェル塔をのぞむスタジアム。予選リーグ初戦の相手はコロンビアです。 松本美須々ケ丘高校3年の平林太一選手(17)もスタメンで出場しました。高校では、生徒や教員などが集まり声援を送りました。 会場に訪れた松本大1年の清水冴恭さん。盲学校時代に平林さんと一緒に過ごし、サッカー仲間でもあります。 盲学校時代からの友人・清水冴恭さん: 「彼は本当にこの舞台を待ってたというか。結果はもちろん、期待したいですし、そうじゃなくても奮闘している姿を確認できれば」 序盤の日本は動きが硬く、先制したのはコロンビアでした。 1点ビハインドで迎えた後半、平林選手が得意のドリブル突破で何度も見せ場をつくります。 何度も攻め上がりますが、ゴールを決めきれなかった日本。0対1で初戦を落としました。 クラスメート: 「気持ちを切り変えて、あしたからも頑張ってほしいです」 「(ドリブルが)めっちゃ速くて、マジ誇りって感じ」 盲学校時代からの友人・清水冴恭さん: 「これで終わったわけじゃないですし、太一も思いもあると思いますし、今回の結果で。彼の本領、そこは期待していいんじゃないかな」 パリで観戦・根本弥さん: 「負けましたね、悔しいです」 エッフェル塔をバックに話しているのは、松本山雅サポーターで平林選手と交流のあるラーメン店店主の根本弥さん。 日本代表の全試合を観戦するためパリに来ています。選手達が音を頼りにプレーするため声出し応援はできませんが、会場は熱気に包まれていたそうです。 パリで観戦・根本弥さん: 「たまに審判の人が、『ビークワイエット(静かにして)』って観客席に向かって言うぐらいの盛り上がりでしたね。どんどんチャンスをつくり出して、後は決めるだけというシーンたくさんあったので、次の試合も十分期待できると思います」 日本は2日夜、予選リーグ2戦目で東京大会銅メダルのモロッコと対戦します。
長野放送