30台の定点カメラで介護現場の“リアル”を映像化 秋田県「24時間観察ドキュメンタリー 介護のホンネ」を公開
不規則勤務、重労働――。介護の仕事へのイメージは、「きつい」「大変」という言葉で表現されることが多い。でも、それ以外のこと、それだけでないこともあるのではないか? 秋田県は、介護の仕事に対する正しいイメージを伝えたいと、「24時間観察ドキュメンタリー 介護のホンネ」を制作した。県内の介護サービス事業所に30台の定点カメラを設置し、介護施設職員と利用者とのリアルな関わりが映像として盛り込まれている。 総撮影時間は720時間。介護現場でどのような職種の人たちが連携して働いているのか、日勤・夜勤スタッフでどのような申し送りをしているのか、休憩時間に職員たちがどんな話をしているのか、季節やイベントごとのレクリエーションでどんな体験を提供しているか、さらには、訪問介護から戻った職員が現場で感じたことを上司に相談する様子も。現場のリアルがコンパクトにまとめられている。 動画には、吉本興業所属のお笑い芸人で介護福祉士の資格を持つ長谷川瞬さん(お笑いコンビ「ちぇす」)が登場し、現場の映像に挟む形で、4人の介護職員たちにインタビュー。食事準備の際に工夫していることや注意していること、利用者が「明日」を元気に過ごすために夜勤中に気を付けていることやサポートの内容など、利用者一人一人の笑顔と健康を支えるための職員たちの取り組みについて聞いている。最後に語られる、職員たちが考える「介護とは?」。秋田県公式YouTubeで、ロングバージョンとショートバージョンを公開している。