BTS、“ソロアーティスト”としても存在感を示した2024年 来るカムバックにかかる大きな期待
2025年に再始動が期待されているBTS。しかし、2024年を振り返るとグループとしては活動を休止しているものの、彼らの歩みはむしろ加速している印象だ。ソロアーティストとしても、それぞれに作品を発表してきた7人。それらは、より深く彼らの内面を表現する貴重な機会でもあり、ARMY(BTSのファンの呼称)との繋がりを再確認するラブレターのような役目も果たしてきた。同時に、BTSが世界的に成功を収めたのは、一人ひとりの輝く感性と確かな実力の化学反応を起こした結果なのだと証明しているようでもあった。 【写真】BTS J-HOPE、大阪の夜を満喫 米Billboardの『スタッフが選定した2024年最高のK-POPアルバム25』(The 25 Best K-Pop Albums of 2024: Staff Picks/※1)では、リーダーであるRMの2ndソロアルバム『Right Place, Wrong Person』と、最年長メンバーのJINによる1stソロアルバム『Happy』がランクイン。RMの『Right Place, Wrong Person』に至っては、「2024年の最高のK-POPアルバムというだけでなく、あらゆるジャンルにおいて今年最も大胆な音楽的ステートメントの1つ」と大絶賛され、来年1月3日にはドキュメンタリー映画『RM: Right People, Wrong Place』の公開も控えているなど、注目度は高まるばかりだ。 「K-POPスターとして生きる30歳とは一体何か」「ずっと自分を限界まで追い込んできた」『RM: Right People, Wrong Place』の予告映像を観ると、グループを牽引してきたRMのそんな言葉から、彼らがどれほど真剣に音楽づくりに向き合っているのかを窺い知ることができる。自分がどんなクリエイターになるべきなのか、ソロ活動に専念した期間は一人ひとりが自己問答し続けてきたといえるのではないか。 それゆえに、彼らの個性は見事に花開いた。今年Spotifyを通じて世界で最も多く再生されたK-POP音源は、1位からJIMINの「Who」(2ndソロアルバム『MUSE』収録)、JUNG KOOKの「Seven (feat. Latto)」(1stソロシングル)、「Standing Next to You」(1stソロアルバム『GOLDEN』収録)、Vの「Love Me Again」(1stミニアルバム『Layover』収録)と上位を独占。さらに、7位にはVの「FRI(END)S」(デジタルシングル)、8位にJIMIN「Like Crazy」(1stアルバム『FACE』収録)、9位にJUNG KOOK「3D (feat. Jack Harlow)」(2ndソロシングル)と、トップ10のうち7曲がBTSメンバーのソロ曲が占めるという快挙を成し遂げたのだ(※2)。
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