金子賢プロデュース「夏が一番似合う男女決定戦」が10年目 決勝は過去最高規模に【プレイバック2024】
多くのボディコンテスト選手に愛される団体が今年、創立10年目を迎えた。“夏が一番似合う男女を決める”をテーマにした「SUMMER STYLE AWARD」(サマスタ/SSA)は、2015年に俳優・金子賢氏が立ち上げたコンテスト団体である。 【フォト&リザルト】美ボディクイーンがV7の偉業達成
金子氏自身がボディコンテスト競技者であり、2014年から大会に参戦。国内外のコンテストで実績を残してきた。その際に体感したことが信念となり、現在の大会運営に結び付いている。
身長関係なく、コンプレックスを感じずに戦うための身長別カテゴリー分け、地方予選で実績を残した選手へのプロカード進呈(2018年より実施)などの工夫がひとつだ。また、ステージには豪華な演出も施され、年に2回行なわれる“プロ戦”では光を使った演出やムービー上映などで選手を輝かせる。 これらは「あの舞台に自分も立ちたいと思ってもらえるステージをつくりたい」という金子氏の願いにより生まれた取り組み。そんな思いで積み重ねてきた10年間が今年、決勝大会という舞台でひとつの集大成を見せた。 12月8日に開催された「FINAL」(ルーキー、アマチュア、プロそれぞれ実施)では、ベルサール渋谷ガーデンの大ホールに多くの選手が集結。過去最大規模の大会が実現した。前人未到のプロ戦7連覇を達成した射手矢味香をはじめ、ベテランから若手まで三者三様の思いを持った選手たちのドラマが見る者の心を揺さぶった。
フェアな競技性にこだわり、2023年から出場選手に選手登録とアンチドーピング講習の受講を必須としているサマスタ。選手が輝けるステージづくりに注力する団体として、これからも選手に愛されていくだろう。 年々レベルが上がり魅力的なステージを生んでいる一方で、金子氏は「このままレベルが上がり続けると初心者やライトな層が参加しづらい大会になってしまうので、新人向けの大会やカテゴリーをはじめ、一般カテゴリーでも基準を調整するなどの取り組みに力を入れています」とビギナーへの配慮も忘れていない。 アニバーサリーイヤーを走り抜けたサマスタは、節目を起点にこれからも進化を続けていく。
文・写真/森本雄大 写真提供/SUMMER STYLE AWARD