<万里一空・彦根総合23センバツ>選手紹介/19 /滋賀
◇一日6食で増量 中島輝(きらり)選手(1年) 高身長を生かして角度ある重い球を投げ込む。球がより重くなるように増量に励み、一日6食は食べる。夜食にカップラーメン、天津飯、親子丼とよく食べる。一宮大樹投手(1年)は「紅白戦で四球を全く出さない」と制球の良さも評判だ。 どこでも裸足で歩くずぼらさもあるが、仲間の変化に気付く繊細さも持っている。練習がない日はサウナで汗を流している。 「甲子園に向け、自分の課題に向き合い練習したい」とレベルアップを誓う。 ◇ミスのない送球 西垣楓(かえで)選手(1年) ミスのない安定した送球が持ち味の遊撃手で、打撃では軸足に体重を残すことを意識する。 寮では仲間の分の洗濯もしてしまうほどのきれい好き。スパイクの裏も毎日洗って泥を落としている。 自主練習の素振りは夜と決めて、朝はもっぱら読書に費やす。月に10冊は読み、今読んでいるのは箱根駅伝をテーマにした三浦しをんさんの小説「風が強く吹いている」だ。努力することと仲間の大切さを学び、野球にも生かす。 ◇成長期待の左腕 平田一貴選手(1年) 伸びのある直球が印象的な左腕で、力まずに腕をしならせるように振り切ることを心掛けている。現在は球速アップやフォームの改善に向け、下半身と体幹を鍛えている。 生まれつき体が柔らかく、仲間からは「ゴム人間」と呼ばれる。中学時代から就寝前の開脚とストレッチを続けている効果で、投球フォームはしなやかで独特だ。武元駿希投手(2年)は「球の出所が見えにくく、直球の質も上がってきている」と更なる成長に期待を抱く。