鹿児島市議会12月定例会 約46億円の補正予算案を提案 “犯罪被害者支援”条例制定へ
鹿児島読売テレビ
鹿児島市議会の12月定例会が3日開会し、45億9246万円あまりの補正予算案が提案されました。2期目の再選後初めての議会に臨んだ下鶴市長は犯罪被害者やその家族を支援するための基本理念を定めた新たな条例を制定する考えを示しました。 3日開会した鹿児島市議会の12月定例会。45億9246万5000円の一般会計補正予算案など議案16件が提案されました。補正予算案には台風10号や大雨で被害を受けた道路などの復旧にあてる費用や鹿児島女子高校が来年度学科を再編するのにかかる費用が盛り込まれています。 2期目の再選後、初めての議会に臨んだ下鶴市長。犯罪被害者やその家族を支援するための基本理念を定めた新たな条例を制定する考えを示しました。 (下鶴市長) 「犯罪被害者等が受けた被害の軽減及び回復を図り、もって市民が安心して暮らすことができる地域社会を実現する」 条例案には日常生活を円滑に営むことができるように必要な情報の提供や助言を行うこと、経済的な負担を軽減するために支援金を支給することなどが盛り込まれています。また、運転手不足を背景に交通局の貸切バス事業を来年度から廃止する議案も提出されました。 鹿児島市議会の12月定例会は12月20日まで開かれます。