冬のアクセント 旧宿場町でナンテン赤く色づく
長野県東御市の旧北国街道海野宿でナンテンが色づき、冷たい風に揺れる真っ赤な実が冬の訪れを告げている。 【写真】ナンテンを飾った門松 古い宿場町の雰囲気を残し、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている海野宿。景観維持などに取り組む海野宿保存会によると、近年はSNS(交流サイト)を通じて知った若者やバイク愛好家らが多く訪れ、これまでとは違った幅広い年代の観光客でにぎわっているという。 ナンテンは「難を転じて福となす」の語呂から正月飾りにも使われる縁起物。同保存会の関理(おさむ)会長(75)は「紅葉が終わってこれから厳冬期を迎えるが、霧の朝や雪景色もまた風情があるので、ぜひ訪れてほしい」としている。(米川貴啓)