旅行の予定なのに「台風」で新幹線が運休! ホテルにたどり着けそうにないのですが、予約の「キャンセル料」は発生しますか? 規約では「当日の場合は3万円」と書いてあります…
キャンセル料の支払いのリスクを減らすためには
宿泊施設側の厚意によってキャンセル料金が不要となるケースはあるものの、そのリスクは少しでも減らしておきたいところです。台風などの自然災害が心配される季節でも安心して旅行ができるように、宿泊施設の予約で気をつけるべきことを解説します。 ■キャンセル料金がギリギリまでかからないホテルを選ぶ キャンセル料金がいつから発生するかは宿泊施設によって違うので、予約時に必ず確認し、できる限りギリギリまでキャンセル料金がかからないホテルを選ぶと良いでしょう。 実は筆者は以前旅行当日にインフルエンザにかかり、旅行を中止した経験があるのですが、予約したホテルが「当日15時までキャンセル料無料」であったため、キャンセル料を支払わずに済みました。 さすがに当日15時までキャンセル料不要の宿泊施設は珍しいとは思いますが、最近の交通機関は、前日、早い場合は前々日から計画運休を発表するケースが多いので、「前日までに連絡すればキャンセル料無料」の宿を選ぶと安心です。 ■キャンセル保険という選択肢も どうしても泊まりたい宿が早い時期からキャンセル料が発生する宿泊施設の場合、キャンセル保険を検討するのも一つです。とある旅行キャンセル保険では、交通機関の2時間以上の遅延または運休により宿泊をキャンセルした場合のキャンセル費用を補償します。 他にも参加予定のイベント(コンサートなど)の急な中止、本人や同行者の体調不良・けがなどにも対応しているものもあるので、キャンセル料が高額となりそうな場合は加入することで、安心して旅行を計画できるでしょう。
宿泊キャンセル料のリスクをできるだけ減らし、安心・安全な旅行を
交通機関と宿泊施設の予約を別々にとった場合は契約が異なるので、自然災害で交通機関が止まっても宿泊施設のキャンセル料の支払いのリスクが伴います。しかし、キャンセル料が惜しいからと旅行を強行し、災害に巻き込まれることは避けなければなりません。 台風で交通機関が乱れるリスクがある季節は、ギリギリまで無料でキャンセルできるホテルを選ぶ、キャンセル保険を検討するといった対策を検討するというのも手です。直前にキャンセルしても経済的な負担が少ないように準備することで、もしものときに安全を第一に考え、旅行の中止という決断をしやすくしておくことが大切です。 出典 独立行政法人国民生活センター 自然災害が原因で行けなくなったホテルのキャンセル料 執筆者:浜崎遥翔 2級ファイナンシャル・プランニング技能士
ファイナンシャルフィールド編集部
【関連記事】
- ◆新幹線の「自由席」に座れず、約3時間「立ちっぱなし」でした。座っている人と同じ料金を払っているのに「不公平」ではありませんか? 旅行の前に疲れてしまいました…
- ◆新幹線の予約していた「特大荷物」スペースに「ベビーカーを置きたい」と言われました…譲る必要がありますか?
- ◆新幹線の「窓側指定席」を取っていたのに、子連れに「席替わってください」と言われました…。正直嫌なのですが、座席交換は問題ないのでしょうか?
- ◆「大型スーツケース」を新幹線に持ち込んだら「荷物代」を取られた! いつからこうなったの? 新幹線の持ち込みルールを解説
- ◆予約したのに飛行機に乗れない!?「オーバーブッキング」の場合、補償はしてもらえるの?