「300人vs100万人」ペルシア戦役、壮絶な戦闘描写と出演陣の肉体も見どころ 映画「300 <スリーハンドレッド>」
【志らべのユー、次なに見る】 塩野七生著「ローマ人の物語」を読んで、すっかり古代ローマの歴史好きになっている私ですが、現在は同氏の「ギリシャ人の物語」を読んでいるところであります。 読んでいく中で最初のハイライトはペルシア戦役。ペルシア軍が大軍勢でギリシャに攻め込んできた戦争です。第二次ペルシア戦役まであって、中でも有名なものが100万を超えるペルシア軍を相手にわずか300人で戦ったスパルタの英雄がレオニダス一世。 そんなレオニダスとスパルタ軍を描いた映画「300 <スリーハンドレッド>」がU―NEXTで配信されています。 この映画はフランク・ミラーのグラフィック・ノベルを実写化した2007年のヒット作です。壮絶な戦闘描写とエモーショナルなドラマに加え、ジェラルド・バトラーら出演陣の鍛え抜かれた肉体も見どころですな。 時は紀元前480年。クセルクセス大王が率いるペルシア帝国の軍勢が、ギリシャを征服しようとやってきます。スパルタの王レオニダスは、服従するよう迫るペルシアの使者を殺して戦うことを決意。わずか300人の兵で、100万を誇るペルシア軍に立ち向かっていくが…。 にわかギリシャ博士の私が説明しましょう。当時、ギリシャという国はないのです。小さな都市国家の集まりで、その中で強国がアテネとスパルタだったのです。ですから、ペルシア軍とギリシャ連合の戦い、と言った方が合っているかもしれません。で、スパルタというのがまた変わった国で、国王はいるのですが、それよりも強い権力を持ったエフォロスという5人の監督官がいるのです。ですから、映画の冒頭でレオニダスが意見を聞いているのがそのエフォロスなんですな。ガチガチな官僚みたいな人たちです。国王は敵軍と戦うと同時に内なる敵とも戦うことになるのです。 さあ、一体どちらがどう勝つのか? って歴史の事実だからもう知ってますか? (立川志らべ) ※配信は予告なく終了している場合もあります