パリ五輪自転車競技代表の内野艶和・池田瑞紀選手、母校の祐誠高で壮行会「楽しんで走りたい」
パリ五輪・自転車トラック種目女子の日本代表に内定している福岡県出身の内野艶和(22)、池田瑞紀(19)、垣田真穂(19)の3選手が21日、母校や出身地を訪れ、メダル獲得を目標に掲げるなど、大会での活躍を誓った。(立山芽衣、山崎祥太) 【写真】武内市長から贈られた色紙などを手にする垣田選手
3人は、4人1組で競う団体追い抜き(チームパシュート)でチームを組んでおり、今年2月に開かれたアジア選手権で優勝するなど活躍している。
パリ五輪では、東京五輪女子オムニアム銀メダルの梶原悠未選手と共に団体追い抜きに出場するほか、内野、垣田両選手が2人1組のマディソンに挑む。
内野選手と池田選手は、自転車競技部に所属していた久留米市の母校・祐誠高を訪れ、生徒らを集めた壮行会に参加した。
福岡市出身の内野選手は3年の時にジュニアトラック世界選手権のポイントレースで、大野城市出身の池田選手も3年時にジュニアトラックアジア選手権の個人追い抜きでそれぞれ優勝した。
壮行会では生徒からの質問に答えながら、パリ五輪出場が決まった時の心境や、高校時代から五輪を目指していたことなどを紹介。内野選手は「自分にプレッシャーをかけすぎず、楽しんで走りたい」、池田選手は「サポートしてくれた周囲の人への感謝を込め、全力を出し切りたい」と意気込みを語った。
吉田靖校長は「パリまで気持ちが届くように応援するので、精いっぱい頑張ってください」と激励した。
垣田真穂選手、北九州市長を表敬訪問
北九州市八幡西区出身の垣田選手はこの日、父親らと市役所を訪れた。
垣田選手は兄の影響で小学低学年からサッカーをしていたが、トップアスリートを育てる県の「タレント発掘事業」に参加したのをきっかけに自転車競技の才能を見いだされ、愛媛の松山学院高(松山市)で本格的に競技に取り組み始めた。
垣田選手は「五輪は小さい頃からの夢。最高の舞台で最高の走りを見せたい」と抱負を語り、武内和久市長は「市民みんなで応援している」とエールを送り、色紙や記念品を手渡した。