「溢れたジュースが腐って花が」汚部屋の住人・餅田コシヒカリ「マッチングアプリ」の彼の影響で見事な脱却を遂げた今
── ちなみに、今おつき合いされている方はマッチングアプリで知り合ったそうですね。 餅田さん:今の彼に出会うまでたくさんの男性の方と会いました。毎日、誰かしらと会っていた気がして、人から「疲れない?」って聞かれたこともありましたが、当時20代で若かったのと、楽しさよりも寂しさを埋めたい感情が強かったんだと思います。ひとりで孤独に過ごすなら誰かといたほうが楽しい。アプリで出会った人とはお茶だけの日もあれば、ラウンドワンとかアミューズメント的なところに行くか、居酒屋が多かったかな。芸人をはじめた当初は居酒屋でバイトをしていましたが、友だちは社会人になって日中働いているし、バイトするまでの時間がとにかく暇。本来は昼間も誰かの舞台を見に行くとか勉強するんでしょうけど、そういう気もなかったですし。
── 今やマッチングアプリも珍しいことではなくなっていると思いますが、子どものころから寂しがりやな一面などありましたか? 餅田さん:基本、寂しがりやだと思います。両親がオーケストラに入っていたので演奏会で家を開けることが多かったんです。3人兄弟で小さいころは兄とも遊んでいましたが、途中から兄がサッカーを習い出して、兄弟で遊ぶことも無くなっていきました。東京に出た後もずっと寂しかったですし、彼氏が欲しいなと思ってマッチングアプリを始めました。
■気になるアプリでつき合った人数は ── アプリで怖い目にあったことや印象的だった出来事はありますか? 餅田さん:怖い目にはあってないですが、クズ男が多かったですね。自分のつき合い方がラフな感じだったこともあると思いますが。ギャンブルにはまってるとか、そもそもちゃんと働いていないとか。 ──アプリでつき合った人は15、6人でしたっけ? 餅田さん:それくらいいたような気もしますが、彼氏なのか曖昧な人も混じっているので、ちゃんとつき合ったのは3人くらいです。つき合う期間も2か月とか半年、長くて1年くらい。短いですよね。