阪神・岡田監督、不振の近本スタメン外す決断ズバリで通算700勝 約1カ月半ぶり8得点の打線に「ホント久しぶり」と記憶をたどる
◇27日 阪神8―1中日(甲子園) 指揮官としての決断が節目の白星を引き寄せた。阪神・岡田彰布監督(66)がオリックス時代も含めて監督通算700勝。8得点と奮起した打線に「ホント久しぶりなんでね。前の中日戦くらいかな、さかのぼるのは」と記憶をたどった。 8得点以上は中日との前カード、5月16日の対戦(バンテリンドーム)で9得点して以来約1カ月半ぶりだった。 珍しくつながった打線からは看板打者「近本」の名前が消えていた。「ずっと悪かったから。いい機会やったからな」。リーグ戦再開から18打数1安打、打率5分6厘。低調の1番打者を今季初めてスタメンから外した。「きのうもあまり内容良くなかったから、きょう一日休ますかなあと思って」。延長12回の前夜も6打数無安打。代わって1番に置いた島田が2安打1四球と働いた。 先発の村上は完封こそ逃したものの、9回途中1失点で5月以降初白星となる3勝目。登板を火曜から木曜にずらして勝ち星をつけた。「きょうはもう去年のいいときの姿戻ってるよ、ハッキリ言うて」。エース格が本来の姿に戻り、岡田監督の悩みも一つ解消された。
中日スポーツ