玉木宏「スーツケースのスペース的に僕の荷物は6分の1くらい」“家族旅行”でのマイルールを語る
◆印象に残っている旅は?
松下:最近は旅に行かれましたか? 玉木:1人で行くことは少なくなったんですが、印象に残っているのは、30歳になったときに休みを1ヵ月間もらって海外に1人旅をしたことですね。本当はブラジルとかに行きたかったんだけど「危ないから止めてくれ」と言われたので、ヨーロッパを5ヵ国回りました。 松下:どの辺りに行かれたのですか? 玉木:ギリシャからフランスまで、ずっと北上してきました。 松下:私は1人旅をしたことがないんですけれども、1人で旅をするって怖くないですか? 玉木:怖くはなかったです。そのときは、ちゃんとカメラを持って行って……というか、ほぼカメラの機材しか持って行かなかったんですが、“知らない人に声をかけて、30歳の人を撮ろう”と思ったんです。 松下:番組みたい! 玉木:でも、全然うまくいかなくて(笑)。 松下:そんなものですか(笑)。 玉木:“30歳くらいかな?”と思って声をかけてみても、全然30歳じゃなくて……なかなか難しくてすぐに諦めました。でも“自分からコミュニケーションを取る”ということは積極的にできたので、それは良かったかなと思います。 松下:言葉が通じなくても、海外にいるとなんだか思い切りが良くなるというか。 玉木:そうなんです。7月に行ったので、ちょうどヨーロッパ圏内も夏休み期間でしたし、バックパッカーや1人旅の人も多かったので、何となくコミュニケーションを取っていました。 松下:良いですね、カメラがあるとつながりやすいですよね。 玉木:コミュニケーションツールにもなるので。 松下:“旅の極意”はそこですか? 玉木:そうですね、1人旅だと自分の時間を自由気ままに使えるので。ただ、寂しい時間もたくさんありますけど(苦笑)。 松下:(笑)。昔、南米で鉄道旅もされていましたよね! あれもすごいなと思って。 玉木:念願だったブラジルに番組を通して行かせていただきました。ですが“南米鉄道の旅”と銘打たれていましたけど、南米は廃線になっているところが多くて、実際はあまり鉄道に乗れなかったんです。でも、すごく良い経験をさせてもらいました。 松下:旅は1人で行っても楽しいですけど……私はみんなで行きたいな、共有したい。 玉木:共有できたほうが思い出になりますよ。 (TOKYO FM「Grand Seiko presents My Time My Story」2024年10月12日(土)放送より)