選手紹介/2 安藤碧副主将/宮下匡雅副主将 /兵庫
<第91回選抜高校野球> ◇低くて正確な送球意識 安藤碧副主将(2年) 広角に打球を飛ばせる4番打者。プロ選手の動画を参考に、自分に合ったフォームを探る研究熱心な一面もある。練習で納得がいかなかった時は帰宅後に素振りをするなど、日々の積み重ねを大切にしている。 守備にもこだわる。昨秋の近畿大会決勝で、自分が右翼からホームへ良い返球をしていればサヨナラ負けを防げたと深く反省した。それ以降は「低くて正確な送球」を意識してノックを受け、体幹の強化にも努める。 学校の成績も良く、テストの合計点では学年約280人中20番以内に入る。1月には情報処理検定の1級に合格した。お笑いグループの「ロバート」がお気に入りで、疲れた時に見て笑う。好きな言葉は「冷静」。 ◆外野手▽身長181センチ、体重79キロ▽左投げ左打ち▽神戸・井吹台中 ……………………………………………………………………………………………………… ◇一塁コーチ大声響かせ 宮下匡雅副主将(2年) 昨秋の県大会から一塁コーチを務めている。相手の守備位置を走者に伝えるだけでなく、打席やベースに立つ選手の表情が硬ければ、声を掛けることも忘れない。甲子園でも自分の役割を全うするつもりだ。 もともと細身だったため、体を大きくすることを課題としてきた。体重は1年春から約10キロ増。攻守に力強さも加わった。一塁コーチを任せられるようになってからは、大きな球場でも声が通るように毎日、お腹から声を出して鍛えてきた。 歌うことが得意。歌手の清水翔太さんの曲がおはこで、カラオケの採点システムで97点を出したことがある。「勝ちにつながるような声を出す」。自慢の喉を甲子園でも響かせる。 ◆外野手▽身長177センチ、体重71キロ▽右投げ左打ち▽姫路・朝日中 〔神戸版〕