【コロネーションS】次男ドナカの管理馬ポルタフォーチュナ快勝に父エイダン「いい仕事をした」
<コロネーションS>◇21日=アスコット(英国)◇G1◇芝1590メートル◇3歳牝◇出走9頭 3歳のマイル女王決定戦は、アイルランドのポルタフォーチュナ(牝3、D・オブライエン、父カラヴァッジオ)が制し、昨年のチェヴァリーパークSに続くG1・2勝目を挙げた。勝ちタイムは1分40秒48。昨秋のBCジュベナイルフィリーズターフ、前走英1000ギニーはいずれも2着に敗れていたが、テン乗りのトム・マーカンド騎手に導かれ、力強くアスコットの坂を駆け上がった。 ポルタフォーチュナを管理するのはエイダン・オブライエン調教師の次男、ドナカ・オブライエン調教師(25)。1馬身差2着には父のエイダン・オブライエン調教師が管理するオペラシンガーが入った。1番人気に推されていたフランスからの遠征馬ラマチュエルは3着。英1000ギニー覇者エルマルカは4着、仏1000ギニー覇者ルーヒヤは最下位9着に沈んだ。 ドナカの父であるエイダン・オブライエン師は「ドナカが勝ってうれしいです。彼は牝馬でいい仕事をしましたね。私たちはオペラシンガーの走りに満足しています。いいレースをしましたし、ライアン(ムーア)も感動していました。オペラシンガーは2000メートルの方がいいでしょう。昨年のロンシャン(マルセルブーサック賞を勝利)でライアンが言ったことを覚えてます。“凱旋門賞に行く牝馬”と。距離を延ばせば、もっと素晴らしい馬になるでしょう」と息子の勝利を祝福している。