トルコ海軍のフリゲート艦「ゲディズ」が晴海埠頭に入港
トルコ海軍のフリゲート艦「ゲディズ」が5日、東京都の晴海埠頭へ入港しました。6月8日まで一般公開が行われます。 ゲディズは1981年にアメリカ海軍のミサイルフリゲート艦「ジョン・A・ムーア」として就役し、2000年に退役後にトルコ海軍へ移管されました。今年4月にはNATO軍によるインド洋・アデン湾の海賊対策任務にも参加しています。
今回の来日では、ホストシップの海上自衛隊護衛艦「たかなみ」とともに5月30日から6月9日までの日程で山口県の下関と和歌山県の串本港、そして今回の晴海埠頭の3か所を訪問。 串本港では、オスマン帝国の軍艦が1890年に明治天皇に親書を渡した帰路に、和歌山県の串本沖で台風により遭難した「エルトゥールル号遭難事件」から125周年を迎えたことを記念して、3日に行われた追悼式典に参加しました。 この事件は、大島村(現在の串本町)の住人が生存者を献身的に介護したことによって、後の日本とトルコの友好関係の礎となった出来事としても有名です。6月6日には表参道でトルコ・オスマン軍楽隊のパレードが予定されています。