絶好調シナー BIG3の記録に迫る、開幕からマッチ15連勝は歴代6番目タイに<男子テニス>
BNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)
男子テニスで世界ランク3位のJ・シナー(イタリア)は今季開幕からマッチ15連勝しており、N・ジョコビッチ(セルビア)、R・ナダル(スペイン)、R・フェデラー(スイス)らBIG3の記録に迫っている。仮にシナーがBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)を制した場合、18連勝となり1990年にATPツアーが創設されて以来、歴代4番目の記録となる。 【アルカラス、シナーらBNPパリバOP組合せ】 22歳で世界ランク3位のシナーは今季、1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)で四大大会初タイトルを獲得。勢いそのままに先月のABNアムロ世界テニス・トーナメント(オランダ/ロッテルダム、室内ハード、ATP500)でも優勝し今大会を迎えた。 BNPパリバ・オープンでは昨年記録したベスト4が最高成績。今大会は初戦の2回戦で世界ランク99位のT・コキナキス(オーストラリア)、3回戦で第25シードのJ・シュトルフ(ドイツ)、4回戦で第16シードのB・シェルトン(アメリカ)を下し8強入りしている。 そんな絶好調のシナーは今季開幕からマッチ15連勝中。1990年にATPツアーが創設されて以降では歴代6番目の記録であり、昨年のジョコビッチと1995年のA・アガシ(アメリカ)に並んでいる。仮にBNPパリバ・オープンでトロフィーを掲げるとP・サンプラス(アメリカ)が1997年に記録した17連勝、ジョコビッチが2013年に記録した17連勝、フェデラーが2006年に記録した16連勝と2018年に記録した17連勝を上回り、18連勝で歴代4番目となる。 【開幕からのマッチ連勝 歴代の記録】 41:ジョコビッチ(2011年) 26:ジョコビッチ(2020年) 20:ナダル(2022年) 17:ジョコビッチ(2013年)、フェデラー(2018年)、サンプラス(1997年) 16:フェデラー(2006年) 15:アガシ(1995年)、ジョコビッチ(2023年)、シナー(2024年) 4回戦勝利後には「当たり前のことだと思ったことはない。毎大会、毎試合、自分のベストを尽くし、精神的に集中しようとコートに立つ。それを心がけている。毎日、対戦相手は違うからね」と明かしたシナー。開幕からのマッチ16連勝と2年連続の4強入りをかけ、準々決勝で第32シードのJ・レヘチカ(チェコ)と顔を合わせる。
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