メキシコ初の女性大統領へ 現職後継の左派候補優勢
【メキシコ市共同】メキシコで2日、ロペスオブラドール大統領の任期満了に伴う大統領選が実施され、開票が始まった。地元メディアは出口調査を基に、現職の路線継承を掲げる左派与党、国家再生運動(MORENA)のシェインバウム前メキシコ市長(61)が勝利する見通しだと伝えた。野党連合候補との女性同士による事実上の一騎打ちで、メキシコ初の女性大統領誕生が確実だ。 ロペスオブラドール政権下では犯罪組織が勢力を拡大。殺人事件も増え、治安対策が主要争点の一つだ。一方で現政権は年金の拡充や最低賃金の引き上げなどポピュリスト的な政策を進め、一貫して高い支持率を誇る。