愛知県田原市の愛されフード『キャベコロ』を調査! シャキシャキおいしい! キャベツが主役のコロッケ
その町以外ではあまり知られていないけど…地元の人はみんな知っている! その町で生まれ、根づく愛されフード。今回は、CBCの榊原悠介アナウンサーが渥美半島に位置する『愛知県田原市』の『キャベコロ』を調査しました。 【動画はコチラ】ほぼ愛知・田原市だけ愛されフード『キャベコロ』をいただきます!【チャント!】
ジャガイモなし、キャベツたっぷりのたわら型コロッケ
『キャベコロ』とはジャガイモを一切使わない、田原の特産"キャベツ"が主役のコロッケで、10年ほど前から何軒かの店で出しているそう。今回訪れたのは創業50年以上のレストラン『グリル華』。マスターの神谷さんは、2010年に農林水産省が選定する"地産地消の仕事人"にも選ばれた料理人で、地元食材を積極的に取り入れた料理が評判の店です。 お店自慢の『キャベコロ定食』はボリューム満点。半分に切られたコロッケの断面から、キャベツがたっぷり詰まっていることが分かります。すると、榊原アナは中身が少しずつ違うことを発見! 実はこの店の『キャベコロ』は、しらす・ツナマヨ・カレー味の3種類が楽しめるのです。
三種三様の味に「これはクセになる」と満足!
『キャベコロ』に使うのは、田原特産の"冬キャベツ"。甘味が強く、葉がしっかりとしているのが特徴です。それを食感が残る程度に茹で、細かく切ったところにそれぞれ3種類の味付けをし、細かいパン粉をまとわせカリっと揚げて仕上げています。 まず、カレー味をいただいくと、「キャベツがシャキシャキですね。かめばかむほど甘みが出てきて、カレーの味にマッチしています」と榊原アナ。続いてツナマヨは、「やっぱりキャベツと合いますね」と相性の良さを感じます。 そして、しらすのキャベコロは、下味をつけたキャベツに三河湾でとれた青のりで風味付け。そこに赤羽根漁港にあがった"しらす"を加えた、海の香り満載のマスターの自信作! 榊原アナは、3種類それぞれの特徴を感じながら味わい、「これはクセになりますね」と満足した様子です。
飲食店での提供に冷凍食品…特産キャベツの消費に一役!
キャベツが主役の『キャベコロ』の誕生は、かつて行われていた地元の食材を使った料理コンテストがきっかけ。神谷さんは審査員として参加しており、2011年度の最優秀賞に輝いたのが"キャベツを使ったコロッケ"だったのです。この斬新なアイデアを元に、関係者の皆さんが飲食店での提供や冷凍食品の商品化など、地元の名物として売り出そうと動いたのだとか。コンテストでこの料理に出会った時のことを「これはいけるんじゃないかと。キャベツも豊富に使えるんじゃないかと楽しみが湧きました」と神谷さん。 さらに、キャベツ主役でジャガイモを使わないことを定義に、"キャベコロ"という名前で売り出すことに。そこで、神谷さんが考えた"つなぎ"は"ホワイトソース。料理としてのクオリティも一段とアップしました。田原市内には、他にもオリジナルレシピで『キャベコロ』を出している店があり、すっかり愛されフードとして定着しています。 (CBCテレビ「チャント!」5月16日(木)放送より)
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