空母「ジョージ・ワシントン」が離日、交代へ
アメリカ海軍の原子力空母「ジョージ・ワシントン」が5月18日、配備先の横須賀基地を出港しました。同艦は今夏、空母「ロナルド・レーガン」に任務を引き継ぐ予定で、今回の出港で離日となります。 空母「ジョージ・ワシントン」はニミッツ級原子力空母の6番艦として1992年に就役しました。横須賀へは2008年に空母「キティホーク」と交代する形で配備されており、これは米軍において初の海外基地への原子力空母の配備例となりました。
全長は約333mで満載排水量は約10.4万トンという巨大な船体には、約5,680名という一つの町に匹敵するほどの乗員が乗っており、入港時には横須賀の町の賑わいに貢献していると言われています。
ジョージ・ワシントンに所属する艦載機部隊は「第5空母航空団」と呼ばれており、戦闘攻撃機F/A-18E/F「スーパーホーネット」などを初めとする固定翼機や、救難などの作戦を行うヘリコプターなどの艦載機が搭載されています。これらの艦載機は、入港時には厚木基地で訓練を行います。 ジョージ・ワシントンは交代後、アメリカ本土で核燃料棒の入れ替えを含めた3~5年規模の長期整備に入ります。