【春季近畿大会】大阪学院大高のプロ注目ショート・今坂幸暉は3打数無安打。「第1打席がすべて」と悔やむも好守備に手応え
<春季近畿大会:須磨翔風3-1大阪学院大高◇26日◇1回戦◇明石球場 多くの球団スカウトが注目する大阪学院大高のショート・今坂 幸暉内野手(3年)は須磨翔風戦で3番ショートとしてスタメン出場して、3打数0安打に終わった。 【トーナメント表】春季近畿大会 結果一覧 この結果に「1打席目の二ゴロが悔しかったです。追い込まれるまで打てる球があったのですが、それを打ち損じてファウルにしてしまった。あれがすべてですね」と悔やんだ。 第2打席は初球のストレートを打って鋭い左飛。須磨翔風の本格派右腕・槙野 遥斗投手(3年)は「外角ギリギリにしっかりと投げたストレートなのに、あそこを打たれたのは初めてでした」と脱帽するほど鋭い打球だった。 第3打席は四球。第4打席は一ゴロ失策で二塁に陥れる好走塁を見せた。この4打席を振り返って今坂は「第2打席以降は良い形で打席で入ることができたのですが、第1打席からその打撃ができなければ意味がないです。第1打席から打てるように、普段の打撃練習から試合を想定して打ち返していきたい」と夏へ向けて意気込みを語った。 そして守備では5回、打球が飛び、リズミカルな守備で打球をさばき、そして抜群のスローイングをみせた。 「冬場からコーチと一緒になって取り組んできた捕球練習がうまくできた。スローイングについても、力任せにならなくても鋭い送球ができるようになりました。守備については練習通りのプレーが出来たと思います」 無安打に終わったとはいえ、攻守ともに内容のある結果だった。投手としても140キロ前半の速球を投げ込む今坂は、大会が終わってからは投球練習も行うという。 夏も厳しいマークを受ける中、今坂は並外れたパフォーマンスを見せることができるのか。