巨大地震による津波到達時間は?熊本県が試算結果を初公表
熊本朝日放送
巨大地震が起きた際、沿岸地域に津波が到達するまでにかかる時間を示す津波到達時間の調査結果を熊本県が公表しました。 危機管理防災課長 「実際に観測される津波の高さや時間がこのようになるとは限らない。地震、津波が発生した場合、ただちに避難するということでお願いしたい」 津波の到達時間について、熊本を除く九州の各県はすでに公表していますが、熊本県は「予測よりも早い到達もあり得るため、避難の判断をミスリードしかねない」などとして、調査してきませんでした。 今回は、南海トラフや雲仙断層群の地震など、6つのケースに分けて試算。布田川・日奈久断層帯で地震が起きた場合、八代海の沿岸で津波の高さが20センチを超える時間は上天草市で9分、津奈木町で17分、天草市で18分などとなっています。 詳細な結果は県のホームページでも公表されます。