【新馬情報・日曜東京】切れ味抜群の動きで脚光を浴びたミリオンローズは〝距離適性〟にも注目
日曜東京5R(芝1600メートル・牝)のミリオンローズは、4月初旬の初入厩からゲート試験合格を経て放牧を挟み、すこぶる順調に出走態勢を整えた。「繊細な馬」(萩原調教師)との評価だったが、再入厩後の初追い切りとなった15日に美浦ウッドで5ハロン67・1ー11・4秒を叩き出すと、横山武が騎乗した22日の1週前は5ハロン67・6ー10・9秒。切れ味抜群の動きで注目の的となった。 同じ萩原厩舎所属で現3勝クラスの半姉ミッキーハーモニー(父キタサンブラック)は全3勝がいずれも芝6ハロン。一方でJRA4勝の半姉サンテローズ(父ハーツクライ)は芝9、10ハロンで勝ち星を挙げていて、距離の適性は対照的だ。 最終追いをウッド4ハロン52・8ー11・5秒としまい重点にとどめたのは、すでに十分な仕上がりにあるため。さらにテンションを考慮してと推測できる。萩原師の当初のジャッジからも果たしてどういったタイプに育つのか、注目せずにいられない。(日本一のPOG男)
立川 敬太