駒大新監督に就任・香田誉士史氏、駒苫時代のすさまじい実績! 甲子園連覇主将・林裕也氏がコーチ就任で師弟コンビ”再タッグ”!
2月1日より東都1部、駒澤大の監督して香田 誉士史氏が就任した。 駒大苫小牧の監督として、2004年、2005年夏の甲子園連覇に貢献し、一時代を築いた香田監督。 【一覧】駒沢大野球部 2024年度新入生 駒大苫小牧時代の甲子園出場回数は春2回、夏6回の甲子園に出場。通算15勝6敗1分け。優勝2回、準優勝1回。香田監督が初めて甲子園出場した2001年から2007年で挙げた数字である。 夏の甲子園を連覇した翌年の2006年にはエース田中 将大投手(楽天)を擁し、決勝戦で斎藤 佑樹投手(元日本ハム)擁する早稲田実業と対戦し、延長再試合を経験。再試合で敗れたが、2日間に及ぶ激闘は高校野球ファンの間で語り継がれている。 香田監督は齋藤の快投には「決勝でも、『やっぱりこれはなかなか打てないぞ』と思わせる戦いになり、次の日の再試合でも疲れているだろうと思っていたら、昨日本当に投げたのかというピッチング。今、考えても本当に凄い投手だなと思います」と絶賛している。 その後、神奈川大学野球連盟に所属する鶴見大でコーチを務め、2012年に創部された福岡市の西部ガスのコーチに就任。日本代表の監督経験もある杉本 泰彦監督とタッグを組んで、新生チームの骨格を作り上げ、2015年に都市対抗初出場を果たした。 2017年11月に西部ガスの監督に昇格。2020年の都市対抗ではベスト8入りを果たした。 そしてこの2月1日から母校である駒澤大の監督に就任した。駒澤大には高校時代の教え子でもある林 裕也コーチがいる。林コーチは高校時代、04年夏の甲子園でサイクルヒットを達成。05年夏には主将として夏の甲子園連覇を経験した。林コーチが駒大苫小牧に入学したきっかけとして、20年の取材では、妥協を許さず徹底的に話し合うチームの姿勢に惹かれて入学を決めたと振り返っている。 「色んな高校を見学しましたが、駒大苫小牧は練習の雰囲気が全然違っていました。両親と一緒に見学に行ったのですが、すぐにここに行きたいって言ったのを覚えてます。自分の中では一目惚れでした。いざ入学した後は、こんなところまで意識しないといけないのかという感じで、今のコーチとしての土台にもなっています」 高校時代は監督、選手の関係として甲子園優勝を目指したが、今度は監督、コーチの立場で東都1部優勝、全国大会優勝を狙う。 駒澤大の選手を見ると、一部復帰の立役者となり、今年のドラフト候補にも挙がる左腕・東田 健臣投手(西脇工)、146キロ右腕の松村 青投手(向上)と経験豊富な投手が揃う。就任1年目はどんな成績を残すか、注目だ。