高級外車にタワマン居住…かつての”盟友”が3600万円特別背任で逮捕!青汁王子が直撃に語ったこと
約2年にも及ぶ海外逃亡の末の逮捕だった―。 今年10月25日夕方、警視庁渋谷署は越山晃次被告(40)を会社法違反の容疑で逮捕した。 【画像】ヤバすぎる…!飲み会で「大股開き」ではしゃぐ逮捕された青汁王子の「元盟友」…! 「越山被告には’19年8月から’20年4月にわたり、自身が社長を務めていた『アスクレピオス製薬』で株主総会の議決を得ぬまま自らの報酬を増額させていた特別背任の疑いが持たれています。不正な報酬は警視庁が把握しているだけでも月に400万円。総額は3600万円にのぼります。越山被告は2年ほど前からタイへ逃亡しており、今回の逮捕は日本へ帰国してきたタイミングでした。一方で越山被告は容疑を否認。取り調べでも『議事録はないが、株主から口頭で了解を得た』と供述しています。検察は逮捕から20日後となる11月14日に越山被告を正式に起訴。今後は法廷での真相解明が期待されています」(全国紙社会部記者) 実は越山被告、逮捕前からネット上では知られた人物でもあった。発端となっていたのが〝青汁王子〟こと三崎優太氏(34)とのトラブルだ。越山被告の知人はこう語る。 「元々、三崎氏と越山は共通の知人を介して知り合い、実業家同士ということもあってすぐに意気投合。’16年には越山被告に頼まれる形で三崎氏がアスクレピオスの60%の株式を取得し、実質的なオーナーにもなっています。正直に言えば越山自身は商才があるとはお世辞にも言えず、当時のアスクレピオスも売上は1億円ほど。しかし、メディアハーツ(三崎氏のグループ会社)の傘下に入ると急成長。3年後には売上も70億を突破する企業へと変貌しています。越山は’17年に結婚していますが、婚姻届けの保証人となったのも三崎氏。式でも主賓として挨拶するほど両氏は懇意にしていました」 会社名にもなっているアスクレピオスは古代ギリシャ神話に登場する医術の神・アスクレーピオスに由来している。奇しくも三崎氏の出現は会社の伸び悩みに苦心していた越山被告にとってまさに〝拾う神〟だった。実際、会社の業績と比例するように越山被告も派手な生活を送るようになっていったという。 「ビジネスが好調になると越山はベンツなど外車を数台所有し、自宅も芸能人御用達の高級レジデンスに住むように。その後も青山や品川のタワーマンションに移り住むなどまさに成功者そのものでした」(前出・知人) しかし’19年2月、三崎氏が脱税容疑で東京地検に逮捕される出来事をきっかけに二人の間に大きな亀裂が入ることとなる。 「三崎氏が逮捕されると、越山はそれまでの態度が一変。周りにも『あの人は終わった』と吹聴するようになり、『三崎さん』という呼び方も『三崎くん』へと変わっていました。それどころか、三崎氏に黙ってアスクレピオスの会社資産まで流用するようになりました。その後、メディアハーツから不審な金の動きを指摘されると越山は『三崎優太は反社会的勢力だ』と反論し、社長の解任要求も拒否。三崎氏も自身のYouTubeチャンネルでこの一件を動画にアップし、二人のトラブルはネットを巻き込んだ場外乱闘にまで発展しました。結局、三崎氏サイドの主張が認められ、’20年に越山はアスクレピオスの代表の座を降りています」(前出・知人) 辞任後、三崎氏は越山被告の背任行為については渋谷署に刑事告訴を行い、’21年12月に受理。長く捜査が続いていた。アスクレピオス関係者は越山被告の逮捕劇についてこう語る。 「危険を察知したのか、越山氏は2年ほど前からタイへと逃亡。ここ最近は現地の薬などを個人輸入で日本に送るビジネスを細々とやっていると耳にしていました。今回の彼にかけられた容疑は『株主総会の議決を取らずに勝手に報酬を上げた』というものですが、その株主こそ三崎さんなんです。三崎さんも『出会った頃はあんな人だと思わなかった。裏切られた…』と周囲に漏らしています。越山氏の私的流用の金額については民事裁判では現時点でも約10億7000万円は認められている状態。ただメディアハーツ側としては20億円以上の被害額があると睨んでいます」 被害者として、かつての盟友の逮捕をどう思うか。11月中旬、都内で三崎に声をかけると最初こそ驚いていたが、足を止めて取材に答えた。 ーーFRIDAYデジタルです。越山氏の逮捕について率直に今、どう感じているか。 「まだ捜査の方もあるので詳しくはあまり答えられないんです…」 ーー三崎さんにとっては越山氏どんな人だった? 「まさか彼に裏切られるとは思ってなかったというのが本音です…。『三崎は反社』と嘘まで言われた時は心底ショックでした」 ーー今、越山氏について何を望んでいますか。 「そうですね…。彼には裁判を経て然るべき刑事罰を受けて欲しいです。僕が怒っているのはお金のことじゃないんです。人としてやってはいけないことがあると思うので…。それを彼には今回の一件で理解して欲しいというのが心からの願いです」 不正発覚後の会社の調査の最中、越山被告のパソコンからはアスクレピオスを乗っ取るスケジュールが書かれた〝破壊計画書〟まで見つかったという。しかし、その最後にページに記すこととなったのは皮肉にも自身の「逮捕」という二文字だった。
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