“大丈夫、ひとりじゃないよ”重い障害のある江里さんと母・良枝さん。そして、ケアスタッフの12年の記録 映画『江里はみんなと生きていく』
『妻はフィリピーナ』『もっこす元気な愛』の寺田靖範監督による19年ぶり待望の最新ドキュメンタリー映画『江里はみんなと生きていく』。この度、本作の公開日が決定し、あわせて予告映像が公開された。 千葉県浦安市で生まれ育った西田江里さんは、オシャレと絵を描くのが大好きな22歳。夢は画家になること。重い障害のある江里は、母・良枝さんと自宅で暮らすが、24時間365日の介助が必要で、家族だけでは命を守ることができない。その日常を支えるのは、ケアスタッフ。車いすを押してもらって買い物に行き、リサイクルショップで一緒に働き、外食し、楽しくも忙しい毎日を送っている。 そんな江里さんにカメラが密着。12年に及ぶ撮影期間の中で、気管切開して人工呼吸器を装着するか否かの選択を迫られたり、母から自立してひとり暮らしを始めるなど、様々な出来事が起こる。 本作では、楽しい日々の暮らしだけでなく、医療的ケアが必要になっていく不安や葛藤も映し出される。さらに、新米だったケアスタッフも成長。彼女たちの結婚・出産という人生の転機にも江里さんは立ち会う。長い時間を共有する中で、単にケアを“する”“される”といった立場を越え、江里さんと仲間たちは、ともに生きる関係性を育んでいく。 映画『江里はみんなと生きていく』は、2024年10月26日(土)より全国順次公開。
otocoto編集部