慰霊登山で犠牲者を悼む 御嶽山噴火災害から10年 今後の捜索のあり方も検討【長野】
63人の死者・行方不明者を出した御嶽山噴火災害から今年で10年が経つ中、遺族などが28日、慰霊登山を実施し、犠牲者を悼みました。 遺族などでつくる「山びこの会」のメンバーなど13人は28日御嶽山の山頂に登り、噴火のあった午前11時52分に黙とうを捧げました。長野県と岐阜県にまたがる御嶽山は2014年9月に噴火し、58人が死亡・5人が行方不明となっています。噴火災害で父親を亡くし、今年初めて御嶽山に登った兄弟もいました。 ■松井登輝也さん 「『もっと一緒にいきたかったな』って。本当にそう思うからこそ周りの人にはこういう被害には遭ってほしくないと思う」 「山びこの会」は、民間の山岳捜索団体に協力を依頼し29日、犠牲者の多かった「八丁ダルミ」一帯を調査して今後の捜索のあり方を検討するということです。