女性の無罪確定 ネイルサロン放火事件で検察控訴せず「直接的証拠なく当時の捜査不十分」
ネイルサロンに2度放火した罪に問われた女性が無罪判決を受けた裁判員裁判で、検察が控訴をせず、女性の無罪が確定しました。 無罪が確定したのは、静岡県内に住む20代の女性です。女性は2018年3月、当時勤務していた袋井市内のネイルサロンの店内に2度放火し、天井などを損傷させた罪に問われていましたが、2024年10月、静岡地方裁判所浜松支部で開かれた裁判員裁判で無罪を言い渡されました。 判決では、2つの火事は内部犯行による放火であると認めるものの、女性を犯人とする直接的な証拠はないうえ、当時の捜査が十分にされていないなどと指摘していました。 判決後、静岡地検浜松支部は「判決内容を精査・検討し、適切に対処したい」としていましたが、控訴を期日までせず、女性の無罪が7日に確定しました。
静岡放送