小池栄子&仲野太賀、クドカン初の医療ドラマでダブル主演&初共演 7月~フジ系水10「新宿野戦病院」
女優、小池栄子(43)と俳優、仲野太賀(31)が7月スタートのフジテレビ系「新宿野戦病院」(水曜後10・0)でダブル主演し、初共演することが20日、分かった。脚本家で俳優、宮藤官九郎(53)が初めて医療ものを手掛けるオリジナル作品。小池は米国籍の元軍医、仲野は美容皮膚科医を演じ、東京・歌舞伎町の病院を舞台に命の尊さを投げかける。 演技派の小池と仲野が、クドカン初の医療ドラマで初共演する。 物語は小池演じる米国籍の元軍医、ヨウコ・ニシ・フリーマンが戦地で遭遇した危篤状態の兵士との約束を果たすべく、歌舞伎町を訪れる。そこで出会ったのは路地にひっそりと建つ「聖まごころ病院」で働く、仲野扮する美容皮膚科医の高峰享。2人はホストやキャバクラ嬢、ホームレス、トー横キッズ、外国人難民らワケあり患者のよりどころとなり、街に明かりをもたらしていく。 オリジナル脚本を手掛ける宮藤は、2001年のフジ系「ロケット・ボーイ」でもタッグを組んだ監督の河毛俊作氏からオファーを受け、医療ドラマ初挑戦を決意。「まるで僕のために用意されたようなワクワクする設定。命を扱いながらも深刻になり過ぎず、かといって軽くなり過ぎない絶妙なあんばいを、お二人なら理解してくれる」と小池と仲野を指名した。 小池は「小さい頃から宮藤さんのドラマを見て育ってきた」といい、今作については「やり場のない思いや社会問題を、宮藤さんならではの笑いと鋭さで描かれている群像劇」と予告。岡山弁や英語交じりの口調に加え、明るく芯の通った役どころで「私が英語をしゃべっていることすらも、笑いながら楽しんで見ていただければ」と視聴者に呼びかけている。 仲野はブレークのきっかけとなった日本テレビ系「ゆとりですがなにか」(16年)などのクドカン作品に出演してきたが、主演は初めてで「小さい頃の自分にも言ってやりたい」と興奮。 役柄は父譲りの金もうけ主義でチャラいが、「ヨウコに影響されて、享がどう変化していくのか」と見どころを挙げ、「なんだか緊張感のあるタイトルですが安心してください、コメディーです!」と唯一無二の医療ドラマをアピールした。 ★オリジナル作品
フジの野田悠介プロデューサーは「小池さんと仲野さんのフルスイングのお芝居、宮藤さんの笑って泣ける医療ドラマだけどホームドラマのような作品をお楽しみに」とPR。同局制作のドラマは月曜午後9時、水曜午後10時、木曜午後10時、金曜午後9時の4枠。7月期は今作やSnow Man・目黒蓮(27)主演の月9「海のはじまり」など全てオリジナル作品となった。