【PANCRASE】本野美樹がパンクラス初参戦で藤野恵実と対戦、粕谷優介がLFAバルボーザと対戦、Ryo vs.山本歩夢、矢澤諒vs.山木麻弥も=3月9日(日)横浜
2025年3月9日(日)、2025年ナンバーシリーズ開幕戦となる『PANCRASE 352』横浜武道館大会で注目のランキング戦を含む、4カードが決定した。 【写真】『ROAD TO UFC』で戦う本野 ▼女子ストロー級 5分3R 藤野恵実(JAPAN TOP TEAM)2位/第3代QUEEN OF PANCRASIST、修斗初代女子ストロー級王者 29勝15敗2分 本野美樹(リバーサルジム横浜グランドスラム)元DEEP JEWELSストロー級暫定王者 8勝5敗 元DEEP JEWELSストロー級暫定王者の本野美樹がPANCRASEに電撃参戦。2020年に伊澤星花に連敗でJEWELS王座陥落した本野は、同年12月にHIMEに判定勝利し再起を飾ると、以降もにっせーに腕十字で一本勝ち、2022年11月に須田萌里に判定勝ちで3連勝をマーク。 2023年10月に中国Happy Elephant MMAでフォン・シャオツァンの三角絞めからの腕十字に一本負け。2024年の『ROAD TO UFC』でシャオツァンと再戦し、最終回にマウントを奪うも判定負けで対海外で2連敗中。AACCからリバーサルジム横浜グランドスラムにジムを移籍し、心機一転闘いの場に選択したのはまだ足を踏み入れたことのないバッテンマークのケージとなる。 迎え撃つのは、第3代PANCRASE女王にして現修斗王者の藤野恵実。藤野は2024年5月の修斗で杉本恵に3R TKO勝ちで2団体制覇を達成。9月大会で1年半ぶりにPANCRASEに戻り、ストロー級QOP王座戦で第5代王者ソルトに判定負けで2団体同時王者達成はならなかった。 実績、キャリアで上回る藤野が本野の侵略を阻止するか。日本人相手にはRIZIN絶対王者・伊澤星花以外に負けなしの本野がレジェンド藤野超えを果たすか。女子ストロー級注目のカードが決定した。 ▼ライト級 5分3R 粕谷優介(総合格闘技道場CROWN)2位・14勝9敗2分 ラファエル・バルボーザ(MAQUININHA DO FUTURO/ブラジル)14勝5敗 2023年3月に葛西和希に判定勝ちで3連勝をマークした粕谷は、雑賀ヤン坊達也、久米鷹介に判定負けも、2024年9月の前戦・立川大会でホン・ソンチャンに左ハイキックからのパンチラッシュで1R TKO勝ち。 対するはLFAから初参戦を果たすブラジルのラファエル・バルボーザ。2023年3月の前戦LFA155では現UFCのマイロン・サントスに判定負けを喫したものの、その後、サントスがTUF32で2連勝してUFC入り。2024年8月のオクタゴンデビュー戦でもカーン・ オフリに2R TKO勝ちしていることからも、バルボーザのポテンシャルの高さがうかがえる。14勝の内5つのKO勝ちと4つの一本勝ちというバランスの取れたバルボーザを、海外勢との激戦を多く経験しキャリアで上回る元UFCファイター粕谷がどう攻略するか。 ▼フェザー級 5分3R Ryo(リバーサルジム横浜グランドスラム/RINGS)3位、5勝5敗 山本歩夢(K-PLACE)5勝2敗 3連敗から名田英平、栁川唯人相手に2連勝。2024年6月の前戦で平田直樹に判定負けでフェザー級コンテンダー争いから後退したRyoだが、2021年には現王者・透暉鷹を最終ラウンド残り1秒、魂のフロントチョークで仕留めるなど“激闘王”として知られる。 今回対峙するのは、柔道エリートの山本歩夢。インターハイ5位入賞の実績からDEEPで3連勝。2022年3月の『RIZIN 34』でRYUKIにTKO負け後、7月の『ROMAN ZERO』で2年4カ月ぶりの再起戦を道衣ありのMMAで戦った。2024年12月のPANCRASE初陣で合島大樹と対戦予定も、交通事故により欠場。今回が仕切り直しの一戦となる。5勝すべてが1R決着と圧倒的なフィニッシュ力を誇る山本と、最後の1秒まで勝負を諦めないRyo。試合開始から終了の瞬間まで目が離せない両雄のぶつかり合いだ。 ▼バンタム級 5分3R 矢澤 諒(パンクラスイズム横浜)7位・5勝6敗 山木麻弥(ALIVE)2勝 漆間將生、木本海人、ジェイク・ムラタを初回KO・TKOに下すなど、勝利した試合はすべてパンチによる1R KOという一撃必殺のハードパンチャー矢澤が地元・横浜のケージに立つ。ムラタ戦後、笹晋久に判定負け、井村塁に1R 一本負け、松井斗輝に1R TKO負けと3連敗から再起なるか。 対するは、アマチュア時代から無敗を誇り、17歳でプロデビューを果たした山木。極真空手仕込みの殺傷能力の高い打撃で、前田海、宮城成歩滝を相手に2試合連続KO勝利を収め、勢いに乗る逸材だ。若手の台頭が著しいPANCARSEで新星として輝くか。その野望を矢澤が地元で打ち砕くか。激しい打撃戦が予想される今後のバンタム級戦線を左右する一戦。
【関連記事】
- 【BLACK COMBAT】ローブロー3度を受けて判定負けの大原樹理、再戦の経緯をSNSで知り「順番が違う」
- 【UFC】朝倉海、次戦も「もう1回、フライ級で戦う」「5月には試合できる」──JTT改革にも着手
- 【UFC】ヘンリー・セフードvs.ソン・ヤドン、ドミニク・クルーズvs.ロブ・フォントのバンタム級2試合が2.22シアトルで決定、1.18 メラブvs.ウマル、中村倫也vs.ガフロフも
- 【ONE】山北渓人が3連勝中のリト・アディワンと対戦=2月7日(金)『ONE Fight Night 28: Prajanchai vs. Barboza』
- 【UFC】マネル・ケイプが1位のブランドン・ロイバルと対戦! 元RIZINテミロフは4連勝中ジョンソンと激突、どうなるフライ級戦線