ペリリュー島で6柱の遺骨を収集…厚労省、来年度以降も現地で活動へ
【ペリリュー(パラオ)=加藤学】厚生労働省は、太平洋戦争の激戦地、パラオのペリリュー島の集団埋葬地で6柱の遺骨を収集した。いったん現地の作業を終了したが、さらに深い地層で複数の遺骨があることも確認しており、厚労省は来年度以降も活動を続ける。
今回活動の対象になったのは、米側の資料で1086人を埋葬したとされる場所。収集団は8~15日の日程で、地中に広がる木の根を取り除き掘り進めた。この場所で収集したうち6柱は現地で遺骨と確認し、残る5柱についても今後、鑑定を進める。
16日には、島南端にある平和記念公園の「西太平洋戦没者の碑」の前で追悼式を行った。