新指揮官探しを急ぐローマ ユナイテッド前監督のテン・ハーグもリストアップか
迷走を続けるイタリアの名門
10日(現地時間)、ローマはイヴァン・ユリッチ監督の解任を発表した。ローマはセリエA開幕から4試合未勝利だったことでダニエレ・デ・ロッシ前監督の解任を決断してユリッチ監督を招聘したが、同監督も指揮を執った11試合で4勝3分4敗と振るわず、早々にクラブを去ることになった。 ボローニャに敗れて二連敗のローマ 迷走は続く 現在ローマは後任監督の選定作業を行っていて、数日中には新指揮官の就任が発表される見通しとなっていて、現地メディアはデ・ロッシ前監督や昨季までボルシア・ドルトムントの監督だったエディン・テルジッチ氏、先月サウジアラビア代表監督を解任されたロベルト・マンチーニ氏の名前を候補として取り上げている。 こうした中、ドイツ紙『Sport Bild』は、マンチーニ氏同様に先月末にマンチェスター・ユナイテッドの監督を解任されたばかりのエリック・テン・ハーグ氏も候補としてリストアップされていると伝えている。 アヤックスでエールディヴィジ優勝3回(2018-19、2020-21、2021-22)やUEFAチャンピオンズリーグでのベスト4進出(2018-19)を達成したテン・ハーグ氏は、2022-23シーズンからユナイテッドの監督に就任。就任1季目でカラバオカップで優勝し、昨季もFAカップ決勝でマンチェスター・シティに勝利して優勝を遂げたが、3季目となる今季は序盤から低迷。28日に成績不振を理由に解任された。 実際にテン・ハーグ氏のもとにオファーがあれば、同氏としては早々に指導者として再チャレンジの機会を得ることになるが、果たしてローマの首脳陣は誰にチーム再建を託すのだろうか。
構成/ザ・ワールド編集部