テレビ長崎

2025年にアメリカで開かれるＮＰＴ＝核拡散防止条約再検討会議の準備委員会の議長が20日長崎県の大石知事を表敬訪問しました。 長崎県庁を訪れたのはガーナ共和国　国連常駐代表のハロルド・アジュマンさんです。 ＮＰＴ再検討会議は世界の核軍縮の方向性を議論するもので、アジュマンさんは 2025年4月から5月にかけて開かれる第3回準備委員会で議長を務めます。 この夏の準備委員会では合意文書の作成には至らず、カザフスタンの議長が議長権限で議論の内容をまとめた議長総括の発表にとどまっています。 アジュマンさんは核軍縮への道筋の厳しさをにじませながらも、核不拡散のためＮＰＴは重要なプロセスであり、合意文書の作成に努力したいと決意を語りました。 アジュマンさんは午後には爆心地公園で原爆犠牲者に花を手向け、21日は広島を訪問する予定です。