頻発する震源「陸奥湾」の地震 16日夜以降で震源が重ねるように『8回』地震観測 専門家「小さい地震活動が大きな地震活動につながっていくのは能登半島で我々は見ている」
11月に入り、「震度4」を2度観測するなど陸奥湾を震源に頻発する地震についてです。青森県の臨時会見で、地震の専門家は「現段階では顕著な懸念はない」としました。 【写真を見る】頻発する震源「陸奥湾」の地震 16日夜以降で震源が重ねるように『8回』地震観測 専門家「小さい地震活動が大きな地震活動につながっていくのは能登半島で我々は見ている」 その上で青森県の宮下宗一郎知事は「身を守る方法を考えるのは非常に重要」と、災害への備えを改めて呼び掛けました。 ■頻発する震源「陸奥湾」の地震 青森県 宮下宗一郎 知事 「陸奥湾を震源とする地震とこれまでの断層、我々が把握している断層との関係は不明です。地震はどこでもいつでも起こる。地震や津波から身を守る方法を、それぞれで考えるのは非常に重要」 宮下知事はこのように延べ、県民に正確な情報の把握と地震や津波に対する備えを見直すよう呼びかけました。 陸奥湾を震源とする地震では、11月16日に観測史上初めて「震度4」を平内町で観測すると、その4日後には90年ぶりに「マグニチュード5以上の震度4」の地震がありました。 11月に入って起きた陸奥湾を震源とした地震をあらわした図があります。16日夜に震度4を観測して以降、震源が重ねるように8回の地震が観測されています。 会見にオンラインで同席した地震学の専門家は、現段階では狭い範囲の地震活動であり、地殻変動も確認されていないため、顕著な懸念はないとした一方で、能登半島の地震の先例を留意する必要があると指摘しました。 東北大学大学院理学研究科 地震・噴火予知研究観測センター 日野亮太 センター長 「小さい地震活動が大きな地震活動につながっていくのは、能登半島で最近、我々は見ている。強い揺れと津波に備える必要はある」 また、十和田では11月22日以降、250回以上の火山性地震が発生しています。 青森地方気象台の担当者は、陸奥湾の地震や周辺火山の地震との関連は不明としています。 一方で観測データに変化はなく、5段階の噴火警戒レベルは1のまま変わらず、今後の火山活動に留意してほしいと呼び掛けています。
青森テレビ
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