夏のV左腕・中崎琉生(京都国際)が甲子園決勝から中2日で無失点の好投!大学生首位打者のバットを粉砕!
<国内合宿:関西学生野球連盟 3ー1 侍ジャパンU-18代表>◇27日◇練習試合◇ほっともっとスタジアム神戸 【動画】京都国際の練習に密着!強さの秘密がここにある! 侍ジャパンU-18代表は27日に大学野球の関西学生野球連盟選抜と7イニング制の練習試合を行い、1対3で敗れた。 夏の甲子園を制した京都国際の中崎琉生は5回表に登板。最速141キロの速球を武器に無安打、1四球無失点とまずまずの内容だった。 甲子園で4試合に登板した疲労が心配されたが、「2日間ノースローを頂いて、体の疲れを抜き切った状態での昨日からの練習だったので、今日は良い感じで投げられました」と体調は万全。小倉全由監督によると、前日のブルペンでも快調な投球を見せていたそうだ。 この日は箱山遥人(健大高崎)とバッテリーを組み、「左バッターに対してのインコースのストレートとチェンジアップを試すのが今日のテーマでした」と明確な課題を持って試合に臨んでいた。 「少し力んだ部分はあった」と一死から四球を出したが、それ以外は危なげない投球。二死一塁からは今春のリーグ首位打者である山本陶二(京都大3年)のバットを折り、セカンドゴロに打ち取った。 「ゾーンの中で勝負することはできていたと思うので、そこは良かったかなと思います。思ったよりストレートが走ってくれていて、空振りを取れたり、バットを一本折れたのは自信につながったと思います」と手応えを掴んだようだ。 多彩な投手陣を擁する今年の代表チームにおいて、ストレートとスライダーを軸に両サイドを投げ分けられる左腕の存在は大きなものとなるだろう。「コントロール良く、テンポ良くピッチングするのが自分の武器」と語る中崎。28日の大学代表との壮行試合では先発が決まった。 京都国際だけでなく、代表チームも優勝に導けるか。